和室(畳スペース)に合うカーテンの色・柄選びのコツをご紹介します。
- 日本の家には和室を設けている家が多くございます。今は、リビングの一部に和室(畳スペース)や床の間を設けたり、古民家をリフォームして和の良さをそのまま活かした、お部屋づくりをされる人も増えています。また、カーテンひとつでお部屋のイメージがガラリと変わるため、カーテンでお部屋に和を演出することもできます。
和室にピッタリのカーテンの選び方
和室にピッタリの色とは?
和室は床が畳、ふすまや障子など和の素材で構成されていますので、カーテンの色は和室の畳の色や素材の木に近いグリーンやブラウンを選ぶと、同系色で落ち着いた安心感のある和室になります。色のポイントで、オレンジやエンジも和の雰囲気をこわすことなくお部屋に馴染みやすい色なのでおすすめです。
和室の「用途」に合わせて選ぶ
和室をどのように使用するかによって変わってきます。和室は、お客様が来た時用の客間やお子さんが小さい時は、和室に布団を敷いて親子で寝室代わりに利用されている人など、用途はご家庭によって異なります。客間で利用するのであれば、風格溢れる和室にされたいのであれば、和紙やすだれテイストのカーテンを選んだり、お子様と一緒に寝室に使用される場合は、グリーンやあづき色などの和柄のカーテンを選ばれると良いでしょう。
和室に合うカーテンの「種類」で選ぶ
和室のカーテンで一番人気があるのは、和紙のような質感の不織布(ポリエステル)の生地のスクリーンカーテンです。お選び頂く色にもよりますが、明るい色は障子紙と同じ遮光性があるので、おすすめです。他にもすだれ調のシェードタイプや木や竹製のブラインドも和室にピッタリです。
洋室とつながっている和室のカーテン選びは?
廊下とかではなく、隣同士の部屋で洋室と和室がつながっているお部屋には、間仕切りとしてカーテンを用いるのもおすすめです。洋室とのバランスも必要となってきますので、何も仕切りがないと両方に合うカーテンを選ばなくてはいけません。
和室に合うカーテンの「機能性」で選ぶ
和室のカーテンは、光を完全に遮ってしまう遮光カーテンではなく、少し光が入るのを残すようなものを選んで、優しい光を取り込むとより一層和室らしさが際立ちます。
障子は、一度破れてしまうと全て張り替えなくてはいけませんので、大変手間がかかります。障子のように見える、障子風スクリーンカーテンを用いるのもおすすめです。障子の良さは、光を遮らず和らげて室内に通すことができることです。和紙素材のカーテンは、空気のろ過作用や吸湿効果もあります。
和室の良さは、畳の上で横になって寛いだり、自然素材でできているため癒やし効果があります。カーテン選びも快適性を重視した、和の雰囲気を残せる素材や機能性を持ったものを選ばれるのが良いと思います。障子の張替えが大変な方には、思い切って和紙テイストのカーテンに変えてみるのも良いのではないでしょうか。