可能ですが、プロにお任せした方が間違いないと思われます。
プロにお任せした方がいい「5つのワケ」とは?
カーテン取り付けが難しい理由は、いくつかあります。カーテンを正しく取り付けるためには、下記の点に気をつける必要があります。
1.窓によって採寸方法は異なる
カーテンサイズの前に、まずはカーテンを設置する窓についてご説明致します。
窓は大きく分けて3種類あります。
- 掃き出し窓
マンションやベランダ・庭に面した窓に多く使用されています。
窓が床まであり、外と出入りできる窓を「掃き出し窓」と言います。 - 腰高窓
床から高さのある場所にある窓を「腰高窓」と言います。
こちらは、サイズも様々で種類も豊富です。 - 出窓
建物の壁より張り出した窓のことを「出窓」と言います。
外壁から外側に突き出た長さが50cm未満であれば、建築基準法で、この突き出し部分は床面積から除外されるとされています。出窓の突き出しは50cm以下のものが多いです。
2.カーテンレールがない場合、素人が測るのはとっても困難
そもそも、カーテンレールが付いていない場合でのカーテンのサイズ採寸は、素人では不可能です。
カーテンレールを取り付けるには壁の下地がどこにあるのか、エアコンやクローゼットなどに干渉しないかなど色々な確認事項が必要です。
まだ取り付けていないレールを想定しながら、採寸するのは不可能に近いです。
特に新築や大幅なリフォームを行ったお家は、カーテンレールも取付けていない場合が多いので、せっかくカーテンを新調されるなら間違いないプロにお願いしましょう。
3.正しくレールの幅を測る
カーテンレールには、主に3種類あります。
- 機能性レール:カーテンの開閉がスムーズに出来るよう、機能を重視したカーテンレール。
- 装飾レール:デザイン性を重視した、高級感のあるカーテンレール。
- テンションレール:取付金具を使わず、壁の間につっぱり棒のように設置するカーテンレール。
レールの種類によって長さも異なりますので、間違えないように注意が必要です。
また、測った幅の長さに3~5%を上乗せするのが一般的です。
レールの幅を測るには?
ポイント1:ランナー止まりからランナー止まりまで測る。
ポイント2:理想のカーテン幅は、測った幅×1.05です。
※ランナーとは、カーテンレールに付いている輪っかのようなものです。
カーテンのスタイルも一緒に決める
カーテンの取り付けるスタイル(片開きor両開き)で注文の仕方が異なります。
- 片開き:理想のカーテン幅で1枚注文する。
- 両開き:理想のカーテン幅÷2を2枚注文する。
※注文の仕方を間違えないようにご注意ください。
4.間違いなくランナーからの高さを測る
窓の種類によって、ランナーからの高さがことなるので注意して測りましょう。
- 掃き出し窓:ランナーから床まで測る。床に擦らないために、最後に-1㎝します。
- 腰高窓:ランナーから窓枠まで測る。光漏れを防ぐために、最後に+15~20cmします。
- 出窓:ランナーからカウンターまで測る。カウンターで擦らないために、最後に-1㎝します。
※出窓の場合は、厚手カーテンもレースカーテンも同じ長さにするのがおすすめです。
5.カーテンに合うフックを決める
カーテンによって、カーテンフックの仕様が決まっています。間違えないよう注意しましょう。
- カーテンBOX又は天井付き:厚手・薄手両方Aフック
- 壁に対し正面付け通常レール:厚手Bフック、薄手Aフック
- 装飾レール:厚手:Aフック、薄手Bフック
※通常レールと装飾レールでは、フックが厚手と薄手で正反対ですので間違えないよう注意しましょう。
一口にカーテンの採寸といっても間違えることなく採寸しようとするとなかなか難しいです。
また、上記に記載されているのは一般的なカーテンのサイズ採寸方法ですが、ヒダを多くしたい、お部屋ごとにカーテンの種類を変えたいなど、お客様の用途や希望を全て叶えようと思うと困難です。理想通りの取付をご希望されるのであれば、プロにお任せするのが一番間違いありません。特に新築の家を建てて、いくつもお部屋がある場合は、お部屋ごとに合ったカーテンを選ぶ際はその数だけサイズ採寸しなくてはいけません。
また、取付位置を決める時には、エアコンやクローゼットの場所を把握しておく必要があります。
リスクを防ぎ、理想に近づけるためにはプロにサイズ採寸してもらうことをおすすめ致します。