リビングにある和室を和やかな雰囲気にするようなカーテンをいくつかご紹介します。
リビングの和室を和やかな雰囲気にするカーテン
和室に合わせるカーテンは、和室の雰囲気を壊さないように、無地のカーテンを選ぶ方が多いのですが、一日のうち多くの時間を過ごすリビングには、無地のカーテンでは少し物足りなさを感じる方もいらっしゃいます。
リビングにある和室に合い、和やかな雰囲気を演出する和柄カーテンをご紹介します。
市松模様のカーテン
和柄の定番と言える市松模様は、洋室にも和室にもマッチする柄です。
柄が大きいほどポップな印象になり、小さいものはシックな印象になります。
織り柄で市松模様を描いている物は落ち着いた印象になり、白黒、紅白などの色で模様を描いている物は部屋を明るく、モダンな印象になります。
麻の葉模様のカーテン
和風木製建具にも多く利用されている麻の葉模様は、和ダンスや和室の引き戸などのインテリアとの相性も良く、正六角形を基本とした幾何学模様であることから、洋室にも溶け込みやすい柄です。純和室にはもちろん、洋室と和室が繋がっているタイプのリビングにも最適です。
グレーや白を基調としたものはシックな和室になり、黒や紺を基調としたものは、モダンの和室になります。
レースカーテンであれば、繊細な可愛らしさを感じることもできます。
成長が早く強い麻は、子どもの成長と健康を祈って産着などにも使われてきた柄なので、子どもたちが集まるリビングにぴったりです。
業平菱(なりひらびし)のカーテン
平安時代初期の貴族、藤原野業平が好んだという業平菱は、並行する三本の線を交差させることで菱型の模様を描いたものです。
線の強弱だけでリズミカルに仕上げた業平菱は、シックで男性的な印象があり、菱の中に草花などの柄をデザインしたものは、女性的で可愛らしい印象です。
黄色やピンクといったポップな色にもマッチするカーテンです。
七宝(しっぽう)柄のカーテン
同じ大きさの縁を重ね合わせ、円が繋がっている七宝柄は、子孫繁栄や円満な人間関係、人々の調和を招くといわれる吉祥柄です。
色遣いによってシック、モダン、ポップなど、さまざまな印象にもなり、和室はもちろん、洋室にも合います。和室と洋室が繋がったタイプのリビングのカーテンとしてもピッタリです。
まとめ
リビングにある和室を和やかな雰囲気にするカーテンを紹介しました。
伝統的な和柄には、幾何学的な模様も多く色や素材次第でモダン、シックな印象からポップで可愛い印象など、さまざまな印象を演出してくれます。
一部の柄には、家庭円満などの意味が込められており、デザイン以外の面でもリビングの和室に合ったカーテン選びを楽しむことができます。